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木鶏



酒の席で、安岡は『荘子』達生篇にある木鶏の話をした。


その座に横綱双葉山がいたが、双葉山を意識してしゃべったわけではない。


昔、王のために闘鶏を養う名人がいた。
ある日、王は名人に尋ねた。


『どうだ、もう闘わせてもいいかな』
ところが名人はこう答えた。


『いや、まだいけません。いまはちょうど空威張りして、自分の力を当てにしています』


しばらくして、王は名人に催促した。でも彼はうんといいません。
『まだいけません。他の鶏の姿を見たり、鳴き声を聞くと興奮します』


しばらくして、王はまた催促した。名人はまだ許しません。
『まだです。傲然と構えておって、血気が盛んでいけません』


その後、王が重ねて催促したとき、彼はやっと承知した。




『まあ、よいでしょう。もう他の鶏の鳴き声を聞いても平気です。


ちょっと見ると、まるで木で作った鶏としか見えません。


徳が充実したのです。


これでどんな鶏がやってきても、天下無敵です』






戦いというものはこうでなければいけない。


徳が充実してくれば、戦わずして勝つ、、、










つまり相手を呑んでしまうことが起こる。


双葉山はこの話にじっと聞き入っていた。


横綱双葉山といえば、連戦連勝の関取で、不世出の横綱といわれた。


安岡は相撲は単なる勝ち負けではなく、心を鍛練し、天にいたる「道」だと考えたのである。


※「安岡正篤の世界」神渡良平著 同文舘より





まだまだ吠えてしまったり、


心が動いてしまったりします。。。


木鶏のようになるのは遠い先のようです。

2011年10月22日

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